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観劇前に

BOXMANの公演ポスターを見た瞬間、はっきり言ってそのポスターに一目惚れした。
ちょっと昔風のアンティークな感じを思わせる雰囲気の中に、自然なかっこよさを感じた二人。なぜかバックトゥーザフューチャーが真っ先に思い浮かんだ。

その瞬間、ど〜しても絵が描きたくなった。
アナログ(手書き)は中学生以来描いた事がないけど、デジタル(パソコン)ならなんとかなるかも?と思い描き始めたのだが・…

これが実に大変だった☆☆☆
「あなたは誰ですか?」という状態を何度も何度も乗り越えて、、、やっと1メートルくらい離れて、斜めから目を細めて見ると「もしかして、あなたはたかこさんですか?」と妥協できるギリギリの線までこぎつけた。もちろん、納得はいってないけれど、どうやらこれが私の限界みたい。。。

やっぱりデジタルはマンガ風になってしまうので、優しい雰囲気がでにくい。今度はアナログに挑戦してみたいなぁ〜。
ほんとは、隣にはなちゃんも描きたかったんだけど…もう無理そう!

どんどん、オタク化していきそうな自分がとても恐い〜(笑)。。。


ストーリー

互いに異なる人生観と相容れない性格を持った男女が、愛し合うようになるまでを描いた大人の恋物語。

1960年頃のロンドン。ケビンは金庫破りから足を洗い、今はある二流の金庫メーカーに雇われている。彼の仕事は、営業兼広報担当のドリーと共に、銀行や金持ちの屋敷など金庫のありそうなところを訪れ、他社の金庫を客の目の前で開けてみせることだった。ケビンにいとも簡単に開けられた金庫を前に、唖然とする客。すかさずドリーが自社の製品を売り込みにかかる。ケビンを雇ってから会社の業績は急速に伸びていた。

そんな折、職人のロジャーが、新システムのダイヤル錠を使った金庫を考案する。ケビンとドリーは売り込みに奔走。ケビンは、今度はその錠が容易に開けられないものであることを証明しなければならなかった。

ある日、ドリーはサンプルの入った鞄をひったくられてしまい、ケビンが犯人を追うが取り逃がしてしまう。製品の発表を急ぐ彼らを尻目に、他社が新しい金庫の展示発表会を告知した。あろうことか、その金庫にはロジャーが考案したダイヤル錠が使われていた。彼らは引ったくり犯から錠のサンプルを買い取ったに違いないが、それが仕組まれたものなのか偶然なのか……。

ケビンとドリーは会社を解雇されてしまう。ドリーは、病に伏す母親のために、かねてより求愛されていた実業家ディケンズとの結婚を決意する。そして、ケビンにはかつての仲間から仕事の誘いが舞い込むが……。



客席降りレポート 2004/3/21

この日の『BOXMAN』初観劇は、私と友人kumaにとって観劇至上忘れる事の出来ない最高の思い出となった。

この日は住友VISA貸切公演。
実はいつもの事なんだけど、ファン熱が高いわりに「ボ〜」っとしている私は住友VISAのチケット購入をすっかり忘れていた!!
思い出した時にはすでに時遅し。座席は空いておらず、補助席なら空いてると言われる・・・"(ノ_・、)"とりあえず補助席でもいいと購入。

「あ〜またやっちゃったよ…」情けなさに言葉を失っていた。(よくある出来事なんだっ)

しかし、実際送られてきた座席は14列と16列の間の通路に設置された補助席15列センターブロックど真ん中!まあまあ、いい席やん!と喜んでいたが実際の喜びとはそんな次元のものではなかった。

この15列目というのは、ドラマシティ唯一の横を通る通路。
この公演では客席降りがあって、その15列の通路をケビンが通るらしいと言う情報を聞いていた。
しかし、そこに補助席が設置されている当日は、そのスペースからどう見ても完全に通れない狭さ。「あ〜あ、これじゃあ15列を横切れないよ…」だけど通路側を通るだけでもうれしい〜と思っていた。

そして、その噂の客席降りが始まった。
ケビンはプンプン怒っていた(笑)ブルーのスーツ姿で。

♪な〜んて、間抜けな話だ!(全くっ!)ガキの使いじゃあるまいし…(実際)♪と怒りながら降りてきた。
遠い目をしながら、怒ったケビンもかっこいい〜。
♪ど〜せ、まともじゃない人生、所詮この程度が関の山か♪

風が吹く、空の色が変わる〜
急に曲のテンポが速くなってきた〜〜(うわ〜近づいてくる)
「キッ」っと15列目を見たかと思うと、すごいスピードで15列目のあの狭い狭い私達の足の前(通路とはとても言えません)をめちゃくちゃスムーズに通過したケビン!!
訳のわからないパニックに陥った。もうドキドキドキドキ。

はっきり言って、あれは通れる通路ではありません。足から前の席までが普通の座席の倍くらいのスペース。こ〜んな近くでケビンと遭遇するなんて!!!!!
私のとんだ間抜けっぶりが、こ〜んな形で幸運をもたらすとは、幻のプラチナ席だ。
しかし、前を通ったところは完全に記憶喪失状態!(笑)
な〜んにも覚えてません。

興奮の中でも、TVでは確かもう一回客席降りがあったハズと期待する。もう私の前は通過しないだろうなと思う。

今度はさっきと反対の通路からケビンがやってきた。
また歌いながら15列横の位置から私達の辺りを見ている。
そしてまた通過しそうな雰囲気に驚いた私は椅子から10cmくらい浮き上がるぐらい「ビクッ」とした。
もうやめて〜これ以上苦しめないで・・・
そして私は足元にカバンを置いているような気がして慌てているといった、おかしな行動をしていたらしい。(友人kumaの証言)私は「たかケビン」が転ばずに上手く通れるかだけが心配で心配で必死だったんだ。

それに比べて横の友人kumaは、コートがケビンに触れるように少し前に出してみたり、顔を見つめていたらケビンに微笑んでもらったり、とんでもない余裕っぷり。その後kumaは完全に壊れています。「くやしい」「しばらくkumaとは口を聞かないとこうかと真剣に思った」
と〜っても、大人げない私です。(笑)

私はというと…
2回目も前を通ったところは気を失っていたようだ。
なんでなんだろうな?おかしいな。おい、しっかりしろよ!

この出来事はたかこさんファンとして、私達の一生の思い出。大切に大切に宝箱にしまっておきたい記憶のない記憶。


観劇エピソード 2004/3/21

この日は、ドリーが設計図を盗まれるシーンが、SKY STAGEやWOWOW、他の公演と違っていた。

ケビンが震えるドリーを落ち着かせる為にコーヒーをもって帰ってくる。設計図を盗まれたと知って、犯人を追いかける為にドリーに「おい、持ってろ」とコーヒーを渡す後のシーン。

私が見たTVのシーンでは、コーヒーを渡して、受け取ったドリーはちょっとして「アチッ」とコーヒーを落とすのだけど、この日の公演はちょっと違っていた。

上手く渡せずに、渡す前にケビンがコーヒーを落としてしまったように見えた。
ケビンは「あーーー!!!!」って言って走っていった。客席からクスっと笑う笑い声が!
あれって失敗したアドリブ?それとも変更?

その「あーーー!!!」っていう「たかケビン」の慌てて走っていった感じがとてもかわいかった〜!!!誰か見た人いるかな。。。
友人kumaは見ておりません肝心なところを…。な〜んて、間抜けな話だ!(全くっ!)( ̄曲 ̄)



観劇レポート

この作品は舞台を観る前からとても期待の作品だった。
なぜならば、私はたかこさんの等身大な人物像が大好きで、またスーツ姿が大好きだから。そう!初めてたかこさんを好きになった作品「JFK」もやっぱりスーツ姿だった。
もちろん、スケールの大きい壮大なストーリーも大好きなんだけど!

この作品はドラマシティという比較的小さいスペースの中で、身近なストーリーとそれぞれの個性に合った人物像で、舞台と客席が一体となっているような気持ちになった。
お芝居を観ているというよりも、自然に自分の中に入ってくる不思議な感覚。

私はたかこさんの自然なお芝居が大好きで、こういう作品はとてもたかこさんに合っているように感じている。
そして、私にとって『ケビン』という人物は、たかこさん自身にオーバーラップした雰囲気を感じており、いろんな言葉や仕草、表現が、ケビンを通してたかこさん自身の心として伝わってくるように感じた。

そんなたかこさんとオーバーラップしたケビンの魅力を徹底検証!
それでは、ケビンの魅力の数々をご紹介しましょう!

明るく前向きにしてくれる「ケビン」
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ケビンは私を明るく前向きな気持ちにしてくれた。

そんなケビンの私のお気に入りの言葉がある。

・深刻になるのはやめような
・明日起きてから考えるよ!
・悪い時もあればいい時もある

このケビンの言葉は、たかこさんの大らかな雰囲気とオーバーラップして、これらの言葉のもつメッセージが伝わってきた。
「大丈夫、なんとかなるよ!」と…
とても暖かくて勇気と希望を与えてくれた印象に残るケビンの言葉。ケビンを見ているとなんだか元気になれる。

ケビン、ありがとう!
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面白いケビン
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ケビンはとても面白い!
真面目な切り口でサラッとかわす感じがたかこさんっぽくって、とにかくケビンの行動に目が離せない。

私が特に面白くて大好きなシーンは

・機械大好きクラブ(工房でのシーン)
・ドリーのプロポーズ返事の盗み聞きシーン
(シーンについて詳しくは後日)

比較的笑いにキビシー私!?でも思わず吹き出してしまうくらい面白かった。細かいケビンの表情や動きがたかこさん本人の面白い部分を垣間見ているような気持ちで、楽しかった。

ケビン、楽しかったよ!
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優しいケビン
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さらっとしているんだけど、何気ない言葉や行動にとても優しさを感じるケビン。
この優しさはまるで自分が体験しているかのように、胸が「キューン、キューン」と音をたてて鳴る程のシーンが幾つかあった。

特に印象に残ったシーンは

・ケビンがドリーを飲みに誘う「パブ」でのシーン
・震えるドリーを慰めるシーン
(シーンについて詳しくは後日)

このケビンのなんでもない、むしろぶきっちょに見えるような言葉や行動が、たかこさん自身から感じる暖かくて優しい雰囲気とオーバーラップして胸がキューンと高鳴った。

ケビン、大好き☆
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怒ったケビン
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この作品ではケビンは結構怒ってる〜(笑)

・客席降りシーン(な〜んて、間抜けな話だ、全く♪)
・ドリーが設計図を持ち出した事に怒る
・ファーマンに疑われて怒る(俺とドリーがとことん売上を伸ばしていたからでしょう!!って)

怒るケビンがいるから、優しさも倍増するんだろうね!怒った後の優しさのギャップにやられました…
いっぱい、いっぱい怒ったケビンもかなり素敵だった。
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男らしいケビン
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それでもって、ここぞって時にはヒーローみたく現れて男らしく助けてくれる。(チャンプをやっつけるシーン)
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かっこいいケビン
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ケビンは「これでもかっこれでもかっ」と言うくらいかっこいい!

それで、ケビンはかなりのオシャレです!確かかどうか分からないけど数えてみると11種類の衣装替え。まさしくケビンのファッションショー!
どのスーツもとてもケビンに似合っていて、順位なんてつけられない!
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フツーに会社で働く姿や、フツーに飲みに行ったり、カフェに行ったり、そんなシーンとても新鮮でときめいたし、新しいたかこさん像にドキドキだった。

作りすぎた虚構の姿ではなく、たかこさんの個性を生かしたぴったりの役のような気がしてならない。
私にとって「恋人にしたい役」ランキングNO1に一気に踊り出る程大好きな「ケビン」だった。





日本青年館
開演時間
3/6 15:00
7 11:00 15:00
8 11:00 15:00
9 13:00
10 11:00 15:00
11 11:00 15:00
12 14:00 18:00
13 12:00


シアター・ドラマシティ
開演時間

3/19

16:00
20 12:00 16:00
21 12:00 貸切
22 14:00
23 14:00 貸切
24 14:00 18:00
25 休演日
26 貸切 16:00
27 12:00 16:00
28 12:00 貸切
29 14:00
30 12:00 16:00
31 12:00


・ケビン・ランドル
(二流金庫メーカー「セイフティボックス」の社員) 和央ようか

・ドリー・ペイジ
(セイフティボックス社の営業兼広報担当) 花總まり

・テレサ(ドリーの母) 矢代 鴻

・ロジャー(セイフティボックス社の開発担当者) 未沙のえる

・ファーマン(セイフティボックス社の社長) 美郷真也

・ディケンズ(実業家。ドリーに想いを寄せている)寿つかさ

・ダイアン(リロイの仲間)
初嶺麿代

・リロイ(ケビンの昔の仕事仲間)遼河はるひ

・カリート(リロイの部下)
速水リキ


スポニチ大阪 宝塚支局

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